コロタンの部屋 で紹介されているように、魔法盾（セルフバーニングORフリーズバリア）の特殊カウンターは複雑な特徴をいくつも持つ。ここではこれの属性と地相変化力を応用したテクニックを紹介する。

敵の特殊カウンターをシャドサで身代わる

1. 敵がセルフバーニングORフリーズバリアを使用。
2. 敵が物理攻撃を選択。
3. 同ターンにシャドウサーバント付きの味方がこの敵に近接攻撃を行う。

最初の二つの条件下において、敵の特殊カウンターは物理属性になる。従って、味方のシャドウサーバントが身代わりになる。逆に、ターン開始時に敵が魔法攻撃を選択した場合、 特殊カウンターは魔法属性になり、シャドウサーバントの身代わりは機能しない。このテクニックはアウナスぐらいにしか使えないだろうが、１人旅の時に自動回復を止めたいときやダメージを受けずに強力な近接攻撃を行いたいときに役立つ。

(解説)
特殊カウンターの属性はターン開始時に選択したコマンドに依存する。例えば、「長剣」を選択したターンに敵から攻撃をうけて特殊カウンターを発動した場合、 この特殊カウンターの属性は斬である。特殊カウンターの属性は、基本的に防御無視なため属性（打、突、熱などの）は無関係に見える ^*1 。しかし、ここで物理属性と魔法属性の区別が打、突、熱などの属性と同時に引き継がれる： 　　　 　　　

物理属性:	打、突、斬、射
魔法属性:	熱、冷、雷、状

上の長剣の例で言うと、斬属性を包括する物理属性を受け継いでいる。そして、敵のセルバ（ORフリーズバリア）にも物理属性と魔法属性の区別が存在する。例えば、アウナスの場合、ターン開始時にアウナスが龍飛返し（斬属性）を選択したとする、 そして、味方キャラが敵を攻撃してセルバカウンターを発動させたとする。この場合のセルバカウンターは物理属性である（また死神のカマを選択した場合は魔法属性である）。物理／魔法属性は、シャドウサーバントの身代わり回避において決定的な相違点が見出される。 つまり、シャドサの身代わりは物理属性攻撃にのみ効果があり、魔法属性攻撃には効果がないのである（例えば、やきごては熱属性で、従って、魔法属性なのでダメージを身代わりしない）。 従って、魔法盾を使用している敵が物理属性を選択したターンにシャドサ付きの味方が近接攻撃した場合、シャドサが身代わりになりノーダメージで敵の特殊カウンターを発動させることができる。

特殊カウンターで光の翼を発動

「コマンドとして地相変化を伴う技・術を選んだ（もしくは、その欄で防御した）場合、カウンター発動時に地相変化を伴う場合があります」（コロタンの部屋 より）この引用のようにコマンド先がもつ地相変化力も特殊カウンターは受けつぐ。 例えば、エアスラッシュを選択（防御）してこの特殊カウンターが発動した場合、約30％で朱鳥地相に変化する。

これを利用して、破壊するもの戦で術を使わなくても光の翼を発動させることができる。つまり、闇の翼形態時に、月/太陽術の上で防御してノッキング（真・破壊するもの場合は超振動剣）を受けて特殊カウンターが発動したとする。 この場合に約30％でアビス地相を相殺して光の翼が発動する。

また、地相変化の確率も特殊カウンターは受けつぐ。スコール選択時に攻撃を受けて特殊カウンターが発動した場合、100％玄武地相になる。火星の砂で防御すれば消費せずに地相を100％朱鳥にできる。

ハサミフリーズバリア ^*2

これは、氷の剣を装備したボストンで「ハサミ」（もしくはボストンのカウンター）を選択した時（もしくはこの上で防御した時）、フリーズバリアの威力がアップするというものである。おそらく「ハサミ」のダメージ２倍補正が特殊カウンターにも適用されているからだ。

例えば、剣レベル31、陣形補正なし、ロブスターメイル以外の装備なし、増幅レベルなし、の条件下でのハサミフリーズバリアのダメージは1500ほど。同条件下で魔力＋30した場合5700ほどのダメージ。また、ＳＴＲＵＮＧ　ＯＵＴ氏によると、剣・体術ＬＶ50、スペキュレイションの先頭、控えに増幅ＬＶ50のトーマス、装備はロブスターメイルの状態で4500前後のダメージとのこと。 特殊カウンターにはシャドウサーバントも付けられるため使いようによってはかなり強力な攻撃手段になる。