敵の行動パターンに関する事実と仮説
（事実）ターン経過で使用する技が増える。
例えば、お供レベル0のとき，ヤミーは12ターン目ぐらいからナイトメアを使用する。
（仮説）お供レベル32ごとに行動パターンが変化する（技を使用するまでのターン数が短くなる）。
お供レベルが上がると敵の行動パターンが変化するのは以前から知られていたが *1 、ターン経過で使用する行動が増えることは重要であるにも関わらず言及されているところをあまり見たことがない *2 。おそらく、この敵行動に関する二つの特徴は連結しており、お供レベルが上がると使用する技が増える必要ターン経過数が短くなる。例えば、ヤミーの例だと、お供レベルが一定数上がるたびに、ナイトメアを使用するまでのターンが12→11→10と減っていくと予想される。
（事実）二つの行動パターンは独立している。
2回行動のアウナスをセルバスタンさせるとよくわかるが、行動パターン１の行動をキャンセルさせても行動パターン２は行ってくる。また、ラスボスへのアンデッド支配が成功しても効果があるのは1回目の行動のみである。
（事実）行動パターン１の後に行動パターン２が行われ順番が反転することはない。
二つの行動パターンは独立しているが、パターン1→パターン２という順番は固定されている。つまり、1ターンに2回行動を行ってくる敵は、1回目の行動は行動パターン1からランダムで選択され、2回目の行動は行動パターン2から選択されるが、この順番が反転することはない。たとえば、1回目の行動が最後行動のもの（例えば、アビスの風）であった場合は、アビスの風が行われた後に行動パターン2が行われる。
（事実）パターン１とパターン２はそれぞれの武器を装備している。
例えば、スケルトン（パターン１）は長剣、スケルトン（パターン２）はブロードソードを装備 *3 。無刀取りではそれぞれのパターンが装備している武器のみを奪える。
（事実）パターン１と２の行動選択に割合が設定されている。
１ターンに１回行動する敵は、パターン１（6/8）とパターン２（2/8）などのように行動の選択率が敵ごとに設定されている *4 。雨虎の落雷使用率がかなり低く感じられるのも、パターン２の行動選択率が低いためである。
（仮説）下のほうにある行動の選択率は上のものよりも低い *5 。
敵ごとに行動パターンは二つ設定されており、それぞれは８つの行動から構成されている。しかし、この８つの中の１つの行動の選択率は1/8（12.5%）ではなくばらつきがある。独立した行動が多いアラケスの行動パターン１における行動選択率を調査したものが下記である： お供レベル0のとき， 行動パターンが全て解除されている30ターン目から計測を初めて、1011ターンの行動パターン１で選択される行動を調査
| 行動パターン１ | 行動回数 |
|---|---|
| 1.やきごて | 281 (27.7%) |
| 2.やきごて | 148 (14.6%) |
| 3.ブラックジャック | 127 (12.5%) |
| 4.大回転 | 160 (15.8%) |
| 6.地震 | 81 (8.0%) |
| 7.チャージ | 101 (9.9%) |
| 8.ぶちかまし （１４回使用後は通常攻撃） | 113 (11.1%) |
（仮説）行動選択率はターン経過で変化する。
１人２６戦クリアでラスボスのアビスの風を受け続けたことからの経験則。 また、上記のアラケスの行動選択率を調査したときもぶちかましの選択率が非常に偏っている印象を受けたし、 また燕雀の志氏も真フォルネウス戦でこの選択率の偏りを実際に利用している
*6
。下記は他作品と比較し推測したもの：
＜ドラクエ５の場合＞（完全ローテーション）
行動１→行動２→行動３→行動４→最初へ
＜FF５の場合＞（ランダム＋ローテーション）
行動１or行動２→行動３or行動４→行動５or行動６→最初へ
＜ロマサガ３の場合＞（確率ローテーション）（推測）
行動１・２（４５％）＆行動３・４（３０％）＆行動５・６（１５％）＆行動７・８（１０％）→
行動１・２（１０％）＆行動３・４（４５％）＆行動５・６（３０％）＆行動７・８（１５％）→
行動１・２（１５％）＆行動３・４（１０％）＆行動５・６（４５％）＆行動７・８（３０％）→
行動１・２（３０％）＆行動３・４（１５％）＆行動５・６（１０％）＆行動７・８（４５％）→最初へ
これは乏しい根拠に基づく推測であり単なる思い違いの可能性も十分に考えられるが、一応仮説として残しておく。
Last update 2011-11-27